塗師

仏壇を堅牢に塗りあげる。

 もともと、山形は良質の漆液の産地であり、高温多湿の気候から漆工芸が栄えた。その中で、山形仏壇も生まれたのである。

 現在は、すべてが漆という高級品は希少になってきているが、漆が塗料に変わったとしても、下ごしらえから、塗り・研ぎの繰り返し、本塗りの仕上げなど、これまでに培われた技術はそのまま受け継がれ、更に、素材の変化に伴い進化しているといえる。

 塗師のもとには木地、彫刻、宮殿が集められる。つまり、金具以外のすべてに塗りが施されることになる。

 大まかな工程としては、木地調整として吸い込み止め、キズ埋め、研磨を経て、下地塗り、研磨、キズ埋め、本塗り、乾燥、仕上げといった流れとなる。

塗り