宮殿師

山形仏壇を象徴する宮殿技術

 仏壇の内陣に取り付ける屋根、桝組を製作するのが宮殿師さんの仕事である。二重屋根宮殿などに代表される、華麗、荘厳で繊細な技術は、山形仏壇が誇る大きな特色のひとつ。宮殿師さんはその伝統技術を守り、発展させてきた。

 もともと仏壇の構造は、寺院の祭壇のつくりをもとにしたもの。宮殿も、本山の屋根を模して作られている。宗派によってわずかずつ違いがあり、それを表現するには深い知識と豊かな経験が必要とされる。

 仏様の入る場所、毎日手を合わせるものだから、技術はもとより、厳かな気持ち、高い精神性の要求される仕事である。

宮殿